リノベーションが完了し新居への引っ越しが終わったのでその時の様子をお伝えします
以前の記事でも経過をお伝えしていたリノベーションが完了して、引っ越して住み始めてから少し落ち着いてきましたので、様子をお伝えしたいと思います。前の記事では解体確認のところまで記載していたので、今回は中間確認のところからお伝えします。
この記事を読んでいただいている方はリノベーションに興味を持っている方かと思いますが、世の中的にはマンションをリノベーションして住んでいる方は、まだまだ少数派だと思うので、周囲の方などから実際の体験談を聞ける機会は少ないと思います。是非、生の体験談として本記事を参考にしてもらい、実際にやってみるかみないかの判断の助けになればと思います。
中間確認では間取りの骨組みが完成してました
工事が開始してから、およそ1ヵ月経ったところで中間確認がありました。
工事が開始してから初めの1週間ほど解体を行い、解体確認のときにはスケルトンの状態(床、壁、天井をすべて取り払った躯体のみの状態)でしたが、中間確認の際にはプランニングで決めた部屋の間取りの通りに骨組みが組まれていました。
この段階では、間取り通りに仕切られた状態になるので、各部屋の広さを実感することができます。
竣工確認では一部設備の取付以外が完成してました
中間確認からおよそ3週間後に竣工確認がありました。
竣工確認では、床や壁や天井は全て張られて、塗装もされた状態になっていました。床は養生であまり見えませんでしたが、この時点で部屋の雰囲気を実感することができます。
キッチンなどの一部設備はまだ入っていませんでしたが、トイレやお風呂はほぼ完成しており、部屋の広さや動線を確認したりして住み始めた後の暮らしをかなりイメージできるようになりました。
引き渡し時に完成状態で確認できます
竣工確認から2週間後に完成状態での引き渡しでした。
キッチンも設置され、養生も全て撤去されており、さらにハウスクリーニングも入っているので、もういつでも住める状態になっていました。完成した家を見て子供たちも大喜びで、部屋を次々走り回っていました。やはり全てが揃うと見栄えもよくなり、新しい家での生活が大変楽しみになってきます。
引っ越しは引き渡しの2週間後ということで事前に案内されておりました。何か手直しが入るとなった場合に、引っ越した後だと修理に入りづらいため、2週間という期間を設けているそうです。
私たちの場合は夏場だったので、引っ越し前にはエアコンを使用できる状態にしたかったのですが、相談したところそれは許可していただいたので、エアコン取付の業者さんも事前手配しておき、引き渡し日に即日取付けることが出来ました。
工事着工後も変更点がいくつか発生しました
さて、私たちの時には、工事着工後に変更点がいくつか発生しました。工事着工前にプランを確定させて、その見積金額で契約をするのですが、そのあとの変更点は工事金額増減表で管理し、最後に差額を加減した結果でお支払いをすることになります。
給湯器の位置変更
もともと、給湯器を元の間取りと同じように、室内の浴室エリア近くの配管横に設置する予定だったのですが、室外の壁に取り付けることへと変更になりました。
理由は、解体時に判明した室外までの排気の配管サイズが想定していたより狭くて、その配管に合う給湯器が現状でも限られたものしかなく、将来的に故障や寿命などで入れ替える必要が出てきたときに、入れられる製品が見つかるか分からないリスクが出てくるということでした。
給湯器を外の壁に取り付けることで、排気を出す配管を通す必要がなくなり、給湯器も配管の制限を考慮せずに選べるので、将来的な柔軟性が増すということで、そのように変更して対応して頂きました。
もともと給湯器を取り付ける予定だった場所はスペースが空くことになるので、そこは収納スペースにしてもらいました。
アスベスト除去費用
アスベスト発生の可能性は工事前から説明を受けていましたが、実際に解体してみたところ、浴室とキッチンの壁にアスベストが発生しており、除去費用が必要になりました。およそ12万円の追加費用がかかりました。
電話線の一次取り出し口の設置
マンションの場合は部屋の外から電話線がひかれており、コンクリート内を通って部屋の中のどこかに出てきています。その場所は解体前には壁から出てきていると想定されていたのですが、実際は元々電話が取り付けてあった場所の真下から出ていました。電話線の一次取り出し口の場所は、電話やインターネットの開通の際に業者さんが確認できるようにするために開けられるようにする必要があるとのことで、床に蓋のようなものを設置しなければならなくなりました。
固定電話は私たちには不要ですし、インターネットも無線ホームルーターを設置すれば使えるので、電話線自体を使えない状態にしてしまって、床を張ってもらうという選択肢もありました。世の中のテクノロジーの進歩の方向性からも、今後は有線が必要になる可能性は個人的には低いと思っています。
しかし、実際にまだその場で使っていない無線ホームルーターという選択はネットワークの安定性などに少し不安があったのと、将来的な物件の柔軟性も考慮して、仕方なく開けられるような蓋を設置することになりました。見栄え的にもあまりよくないですし、ちょっとつまずくこともあり得るので、あまり取り付けたくなかったというのが本音ではあります。
分電盤の位置の変更
分電盤はもともと玄関に設置する予定でした。ただ、実際に工事を進めている業者さんから、配線を床に通すときに、鉄管の中に入れるため、玄関だとその鉄管のスペースの確保が難しいということでした。なので、配線を躯体からの一次取り出し場所の近くである、脱衣所に分電盤を設置したいということでした。
特に分電盤の位置に関しては私たちもこだわりは無かったので、その通りに分電盤の場所を変更してもらいました。
リノベーション費用の住宅ローンには注意点がありました
さて、引き渡しの前にリノベーション費用は全て支払う必要があります。リノベーション費用も住宅ローンを組む場合は物件購入時とリノベーション費用支払時の2段階の融資となるため、2回目の融資決済の段取りを確認する必要があります。
リノベーション費用も住宅ローンで調達する場合は、ローン審査時に提出しているリノベーション費用の金額が縛りになります。ローン審査はリノベーションのプランの打ち合わせ前にリノベーション事業者さんが概算で出した金額なのですが、金融機関はその金額で審査をして融資可否や金利を決めるので、後からの増額ができませんでした。金融機関にもよるかもしれませんが、リノベーションのプランを決める際には、そのあたりの資金計画も考慮しながら確定する必要があります。
私たちの場合は、プラン打ち合わせ終了時点ではローン審査を通したリノベーション予算に抑えたのですが、工事中に発生した変更点により、当初の予算を少し超えてしまいまいました。金融機関側からは、ローン審査を通した金額を上限としてリノベーション費用の実費を融資するということで元々伝えられてましたので、差額は手元資金からの持ち出しとなりました。15万円くらいの上振れだったので、準備に苦労することはありませんでしたが、この点は少し注意しておく必要があります。
融資決済の段取りに関しては、決済日とそれに伴うスケジュールを確認し、進めていきました。金融機関に増減表反映後の最終的なリノベーション費用の金額が記載されている書類を提出し、住宅ローンの融資金額が決まりました。あとは、決済口座にローン手数料やリノベーション費用の増加分を事前に入れておきました。決済日が来たら金融機関のほうで、「ローン融資額の入金」「ローン手数料の引き落とし」「業者さんへのリノベーション費用の振込」を処理してくれて、決済完了となりました。
引っ越し後の新しい生活も大変満足してます
引っ越し後は段ボールに囲まれながら過ごしていますが、ひろい家で動線もさほどぶつからずに快適です。子供たちも、新しいスペースで創作に励んでいます。
ただ、私たちにとってはまだ家自体は未完成の状態で、これから自分たちで快適な住まいを作っていくことを想定しています。いくつか例を挙げておきます。
以前の記事で紹介していた幹太くんは稼働し始めましたが、排気の出し方がまだ中途半端でそこは今後の改善点です。
妻は壁に漆喰を塗ることを希望していて、下地を作ってもらった状態で引き渡しをしてもらっていました。リビングの部屋だけは1日がかりで塗りましたが、他の部屋はこれからです。
窓も2重サッシを後付けできるように壁を作ってもらっています。冬に入る前にはつけたいところです。
リノベーションに興味を持った方は説明会などにも参加してみてください
今回は工事着工後から、実際に住み始めるまでの体験をお伝えしました。
今はネットで調べるとリノベーション会社はたくさん出てきて、説明会などを開催しているところも多いです。本記事を読んで興味が湧いてきた方で、説明会に参加されていない方は、是非いずれかのところに参加してみて情報を集めてみてください。
また、過去の記事も是非参考にしてもらえればと思います。
コメント